やさぐれ歯科医院

白い天使クリスチャン・ゼル博士を目指す歯科医の戯言

女性歯科医師問題という「まやかし」

これまで何回か取り上げてきた女性歯科医師問題ですが、続けるのがしんどくなってきたので今回で終わらせます。

 

歯科医師会や厚生労働省の資料を元に書いていこうと思いましたが、結局は世のどんな資料を取り上げても結論は一緒なので色々と分析する必要もありません。

 

では結論から

 

女性歯科医師問題の問題

女性歯科医師問題で一番重要な認識しなければいけない事項は

「女性歯科医師問題は存在しない」です。

 

「えっ、何言ってんのコイツ。頭おかしいんじゃない?」

「こんなに大勢の女性歯科医師達が悩み苦しんでいるのにふざけんな!死ね!」

 

女性歯科医師達からの罵声が聞こえてきそうですがこれが事実。

 

皆が一生懸命に議論しているつもりだった「女性歯科医師問題」は単なる「まやかし」だったのです。

 

そもそも女性歯科医師問題とは

では元々議論されていた内容は何だったでしょうか。

 

前回出しましたが、世の女性歯科医師問題ではライフワークバランスが上手くとれないのが最重要課題とされています。

https://www.jda.or.jp/dentist/female/pdf/genderequality_h2802.pdf

臨床研修期間をはじめ、歯科医師として研鑽を積み始める時期は、女性歯科医師にとって結婚、出産、育児等のライフイベントと重なることが多く、一時的に離職せざるを得ないケースも少なくない。実際、一旦離職した女性歯科医師が復職を望んだとしても、前述のライフイベント等による離職期間が長ければ長いほど、歯科医療技術や歯科材料、器材等の進歩が著しいため、臨床現場を取り巻く環境は離職前と比べると変化が大きく、加えて歯科医師としてのスキルも離職前と比べて低下が否めないことから、元の勤務先への復職が困難だったり、子どもの保育の問題等で、復職を断念するケースが散見される。

「女性歯科医師の活躍のための環境整備等に関する調査報告 平成28年2月」より抜粋

 

要は家事・妊娠・出産・育児に忙殺され、スキルアップや常勤の継続がままならない。100年前から削って埋めるだけ、進歩がない、と揶揄される歯科医療といえども多少の日進月歩はあるので、育児が一段落して戻ろうとした時には浦島太郎状態で取り残されている。何とかしてこの女性歯科医師達を救わねば…というところですかね…。

 

時間は平等

何故全てが手に入ると思っているのでしょう。

その思考回路の方がよほど問題です。

臨床・研究・教育・留学・家事・育児etc…1日24時間、どれかに時間を割くのであれば、他のどこかの時間を削るしかありません。等価交換です。

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別に女性だけの問題ではありません。男性も「家事育児に時間を割くには、仕事の時間を削るしかない」という条件は一緒なのです。

そういう環境を全てひっくるめ「女性歯科医師を優遇して欲しい」という主張ならまだわかります。しかし主張しているのは「女性歯科医師は仕事上不利!」という摩訶不思議な論法。単なる詭弁ですよ。

 

早期復職できなかった、もしくは退職したのは「育児を優先させた」からです。

仕事に重点を置くのであれば、早ければ生後2ヶ月で保育園に入れることも、お金の力でベビーシッターを雇うことも可能。もしくは家事育児をしてくれる主夫と結婚するべきだったのです。

様々な因子を天秤にかけて「育児をしたい」という選択をしたからこそ、育休もしくは退職をしたはずなのに、何故それが女性歯科医師は弱い立場という扱いになるのでしょうか。

 

「女性歯科医師問題」という「まやかし」が世に出てきた理由

ここからは推測にすぎませんが大筋は合っていると思います。

大きな要因は、医師の極端な人手不足で臨床を退いたママさん医師達を何とか臨床に引っ張り出そうと悪戦苦闘が始まった女性医師問題でした。

そこに女性歯科医師の割合が激増する近い将来では、間違いなく会員数激減時代が到来する歯科医師会や各学会が乗っかります。

 

前にも書きましたが歯科医師会や学会は会員数が死活問題。

実名を出すのもあれですが、顎咬合学会の「咬み合わせ認定医」は、「え、お前あんなの取ったのwww」と持っている方が恥ずかしい時代すらありました。しかし今や会員数は約9000人と一大学会となりもう誰も笑う者はいません。やはり戦いは数、数こそ力。

しかし、常勤を辞めたり仕事量を減らす女性歯科医師達は間違いなく各学会も離脱しますし歯科医師会なんか入りません。それではお偉いさん達は困るのです。何とかして常勤を続けてもらい、各学会や歯科医師会の会員として会費を収めてもらわねばなりません。

そこで「復職しない・常勤を続けない」女性歯科医師をまた職場に戻しバリバリ働かせれば学会や歯科医師会も辞めんやろ…と作りあげた架空の問題が「女性歯科医師問題」だったのです。

 

じゃあ女性歯科医師はどうすればいいのよ

結局は、仕事と育児の配分を何処に持っていくかという「ツマミを回す作業」でしかありません。

◯子供いる 仕事したい ⇒ ベビーシッターか施設に入れる or 旦那を主夫にする

◯子供いる 育児したい ⇒  退職

両極端なパターンが上記ですが、あとはこの間の何処に自分を持っていくかです。

 

何故女性は主夫を選ばないのか

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ま、根本に女性の場合は男性に求めるものが多すぎて、自分より稼ぎが悪いとか主夫と結婚する気にならないってのが一番大きい問題なんですがねw

 

とりあえず今回で女性歯科医師問題は打ち止め。

あーさっぱりした。 

 

ハードボイルド主夫 竹田竜作

ハードボイルド主夫 竹田竜作